妊娠初期(〜15週ごろ)は、「食べられない」「匂いがダメ」「何を食べればいいの?」など、つわりによる食の悩みがもっとも多い時期です。
私はかつて産科病棟を担当していたことがあり、つわりで食べられず苦しむ妊婦さんをたくさん見てきました。
中には水すら受けつけないほど辛い方もいて、その様子を見て「少しでも安心して食べられる工夫を伝えたい」と強く感じたのを覚えています。
この経験を通して、今回は“無理せず食べられる工夫”を中心にお伝えします🌱
妊娠初期の身体の変化
妊娠初期はホルモンバランスが急激に変化し、
・匂いに敏感になる
・唾液が増える
・胃がムカムカする
といった症状が現れます。
栄養バランスの良い食事ができるに越したことはないですが、まずは水分補給と“少しでも食べられる工夫”を優先しましょう。
つわりで食べられない時の基本方針
| 状況 | おすすめの工夫 | 例 |
|---|---|---|
| 食欲がない | 食べられる時間帯に少しずつ | 1日3食にこだわらず食べられそうな時に食べる、保存の効くもの(ビスコ、カロリーメイトなど)を常備しておく |
| 匂いがつらい | 冷まして食べる・部屋を換気 | サンドイッチ、冷製スープなど |
| 水分が摂れない | 温度・味を変える | 麦茶、炭酸水、ポカリを薄める、氷をなめる |
つわりの時期はつらいものですが、食べられるときに食べられるものを。それで十分です💯
妊婦さんにもおすすめ!食べられない時におすすめの軽食
| おすすめの食べ物 | ポイント |
|---|---|
| バナナ・りんご・ゼリー | 吐き気の辛い時にはさっぱりしたものを |
| おにぎり・サンドイッチ | 主食の中でも手軽に食べやすい |
| ヨーグルト・豆乳 | たんぱく質とカルシウムを補える |
| ポタージュ・スープ | 温かいものが落ち着く人も多い |
| クラッカー・プレーンビスケット | 塩味で食べやすく、気分転換にも◎ |
完璧を目指さず、食べられるタイミング・ものを見つけるのがコツです💡
食べられないときは「栄養補助食品」を上手に活用
つわりで思うように食べられない時期は、“栄養を少しでも入れる”という考え方も大切です。
そんなときに心強いのが、栄養補助食品(栄養ドリンク・ゼリータイプ)。
手軽にエネルギーやビタミン、たんぱく質を補給でき、食欲がないときや仕事中・外出先でも取り入れやすいのが特徴です。
明治 メイバランス Mini カップ
125mlで200kcal(おにぎり1個分=160kcal)という少量高エネルギー設計で、飲み切りやすいです。
味の種類も複数ラインナップされているため、嗜好に合わせて選べます。
ポイント:甘ったるく感じる方も多いので少量ずつ飲む、冷やして飲むことをおすすめします。冷凍してアイスのように食べることもおすすめです。
大塚製薬 カロリーメイトゼリー
さっぱりとしたゼリータイプで飲みやすいですが、1袋で200kcalを補うことができます。5大栄養素(たんぱく質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル)が配合されている優れもので妊婦さんにも人気です。
コンビニやスーパーによく売っているゼリー飲料はたんぱく質がほとんど入っていないものが多いため、たんぱく質もしっかり摂れるカロリーメイトゼリーをおすすめします。
ポイント:1袋215gでメイバランスと比べると量は多いため、少量ずつ飲むことをおすすめします。リキャップ式なので1日かけて飲むこともできます。
私が産科病棟で妊婦さんをサポートしていたときも、食事がほとんど摂れない方にはメイバランスやカロリーメイトゼリーを取り入れてもらい、少しずつ回復される方を多く見てきました。
いずれもドラッグストアなどで販売しております。
👉あわせてこちらもチェック:メイバランスなど栄養補助食品を飲みやすくする工夫【管理栄養士が解説!】
まとめ:妊娠初期の食事は“無理せず少しずつ”がポイント
妊娠初期は「赤ちゃんのために頑張らなきゃ」と思いがちですが、この時期はお母さんの身体を守ることが最優先です。
「昨日より少し食べられた」
「今日は水分がとれた」
そんな小さな一歩を大切にしてください。
無理せず、少しずつ栄養を取り戻していきましょう!


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