【管理栄養士が解説】ノンアルコールビールは身体に良い?アルコールとの付き合い方を考えよう

ノンアルコールビールは体に良いかを解説した記事のサムネイル(緑背景) 健康と食生活

「ノンアルコールビールは身体に良いの?」と気になる方へ。管理栄養士が、ノンアルの健康効果・注意点をわかりやすく解説します。

アルコールは“少量であっても無害ではない”

アルコールにはリラックス効果や血行促進といった一面もありますが、近年では少量でも健康リスクがあることが明らかになっています。

特に肝臓・膵臓・消化器系への負担、睡眠の質の低下や生活習慣病との関連も報告されています。

WHO(世界保健機関)は2023年、「アルコールに安全な摂取量は存在しない」と発表しました。


厚生労働省が示す「節度ある適度な飲酒」とは

日本の厚生労働省では、健康リスクを抑える範囲として1日あたり純アルコール20g程度を「節度ある適度な飲酒」としています。

🍺 ビール中びん1本(500ml)
🍷 ワイン2杯(200ml)
🍶 日本酒1合(180ml)
🥃ウイスキーダブル(60ml)
→ いずれも純アルコール約20gに相当します。

ただしこれは「健康に良い量」ではなく、健康被害が比較的少ない範囲という考え方。

女性・高齢者・肝機能が弱い方は、同じ量でも影響を受けやすいため、「毎日少しずつ飲む」よりも“飲まない日をつくる”=休肝日が推奨されています。

出典:厚生労働省「健康日本21(アルコール)」


実際の現場では「分かっていてもやめられない」人が多い

私も栄養相談の中で、「肝臓の数値が気になるけれど、晩酌をやめられない」という患者さんに多く出会ってきました。

「仕事終わりの一杯が楽しみなんです」
「ストレス発散がこれしかなくて…」

そんな声を聞くたびに、“完全にやめる”ことの難しさを実感します。

アルコールは依存性があるため、急に断つとストレスや不眠が強く出る方も少なくありません。
だからこそ、“置き換える工夫” も大切なんです。そこでノンアルコール飲料の出番です。

ノンアルコールビールのうれしいメリット


① カロリー・糖質が控えめ

多くのノンアルビールは、1本(350ml)あたり

  • エネルギー:約10〜50kcal
  • 糖質:1〜3g程度

通常のビール(約140kcal、糖質10g前後)と比べると、圧倒的にヘルシーです。

💡ダイエット中や糖質制限中でも、“ビール気分”を楽しみたい人におすすめ。


② 翌日に残らない・肝臓への負担が少ない

アルコールがほとんど含まれないため、

  • 肝臓の代謝負担が軽い
  • 脱水や頭痛のリスクが少ない

特に休肝日を設けたい人や、運転手にも選ばれています。


知っておきたい注意点


① 実は“完全ゼロ”ではないものもある

「ノンアルコール」と表示されていても、一部商品は 0.5%程度のアルコールを含む ことがあります。

車の運転時は、必ず「アルコール0.00%」表記をチェック。


② おつまみによるカロリー・塩分過多

気をつけたいのは、一緒に食べるおつまみのカロリー・塩分です。
枝豆・スナック菓子・チーズ・ナッツ・干物などを組み合わせると、あっという間に1〜2gの塩分を摂ってしまうこともあります。

塩気の強いおつまみを減らして、代わりにトマト・きゅうり・冷奴などを添えるのがおすすめ。
食物繊維やカリウムがナトリウムの排出も助けてくれます。


③ 飲み過ぎは添加物やカロリーの摂りすぎに

アルコール飲料の代替えに適しているノンアルコール飲料とはいえ、“ノンアルコールだから安心”ではないのです。

甘味料として使用されている添加物の中には過剰摂取により肝臓に負担をかけるものもあります。

また、カロリーが低いものが多いとはいえ0ではないため、ノンアルコール飲料も3本4本…と飲み過ぎるとカロリーの過剰摂取になります。

管理栄養士の視点で見る「上手なノンアルの取り入れ方」

  • 飲みたいときだけ置き換える(週2〜3回の休肝日に)
  • 食事と一緒に(塩分控えめのおつまみと組み合わせ)

🍻お酒を我慢するストレスを減らしながら、健康を守る
——ノンアルコールビールは“我慢ではなく上手な工夫”です。


まとめ|ノンアルコールビールは“休肝日”の味方

  • カロリー・糖質が低く、肝臓に優しい
  • ただし“ノンアルコールだから安心”ではなく適正量は守る
  • おつまみのカロリー・塩分に注意

ノンアルコールビールを上手に取り入れて、心も体もすっきりリフレッシュしましょう🌿


こちらも合わせてチェック👉【管理栄養士が本音で解説!】カップ麺は身体に悪い?

コメント

タイトルとURLをコピーしました